岸川鍼灸整骨院

かんびん灸を使った独自の治療法

肩の痛みにかんびん灸

妻が考えた陶器のかんびん

2月18日は先日整骨の治療を受けにこられたおばあさんが息子さんの車でこられました。
早速、ベットに横になってもらいました。
肩と腰に電気をかけて、そのあとホットパックと言う患部を温める物で肩と腰を温めました。
その後、肩の痛みをとる為に肩と腕にはりをしました。
その後、妻が考えた陶器のかんびんを使って肩を治療しました。
当院ではこの治療器を(かんびん灸)と言っております。
形は酒のかんをつけるとっくりの形をしておりその中に90度ぐらいの熱湯を入れます。
そして、かんびんの底を痛い所にあてます。
すると陶器が温もりちょうど良い温度が持続します。
人の身体は温めてやると筋肉がほぐれてこりや痛みがとれてきます。
また、温める事で血液の流れが良く新陳代謝がよくなります。

中に90度ぐらいの熱湯を入れます。 そして、かんびんの底を痛い所にあてます。

中に90度ぐらいの熱湯を入れます。 そして、かんびんの底を痛い所にあてます。

岸川のおわん灸

今から30年前に岸川のおわん灸と言うお灸器具を作って販売した事がありました。
このお灸は有田焼のおわんの中に中国もぐさを入れて火をつけておわんを温めその熱で体の痛みをとる治療です。
実は、知り合いの人が中国もぐさを大量に購入して売れずに困っていました。
私は気の毒と思い、その人からもぐさを大量に購入しました。
中国のもぐさは温灸用のもぐさで目が荒く普通のお灸には不適当です。
私はこの大量に購入したもぐさをなんとか減らす方法を友人の有留秀雄さんと考えました。
すると有留さんが急に立ち上がりちょっとまってと言って自分の家から有田焼のおわんを持ってきました。
そして、そのおわんの中にもぐさをひとつまみ入れて火をつけました。
するとおわんの底が温かくなりました。
この熱がとても気持ちが良く治療に使えると思いました、
早速、有留さんとそのおわんを作っている有田の焼き物やさんに行き、おわんを注文しました。
形は有留さんのもっていた物と同じ形にしましたが、大きさや厚さはいろいろ考えて「岸川のおわん灸」ができました。
思った以上に効果があり、背中が丸く曲った奥様の背中が、ご主人の熱きお心で毎日続けてお灸をしてあげられたそうです。
そして「このおわんでお灸を続ける事により背中が真っ直ぐに伸びました。またもぐさを下さい。」と嬉しい報告を頂いたのを思い出しております。

おわん灸の欠点

また、このおわん灸が売れて、山の様にあったもぐさが無くなりました。
その後は定期的にもぐさを仕入れ、知人ももぐさを中国から輸入して納入してくれました。
おわん灸はとても治療の効果があるのですが、ひとつだけ欠点がありました。
それはもぐさを燃やす為に、もぐさの匂いが部屋中に、また、衣類に、もぐさの匂いがつき、その煙で目がしみ涙が流れてきます。
と嫌われる人もありました。
そんな理由でいつの間にかおわん灸が終わりました。
2年前、妻と二人で嬉野の志田焼の里と言う陶器を作る所へ行き焼き物作りをしました。
私はどんぶりとコーヒーカップを専門に作りました。
出来たどんぶりやコーヒーカップは知り合いの人に配りました。
妻はいろんな物を作りましたが、本日ご紹介しましたかんびん灸の容器を作りました。
以前の匂いで嫌われたおわんではなく、かんびんでしかももぐさを使わずお湯でできる物を開発して現在かんびん灸として活用しています。
本日の患者さまも、坂道で転んであちこちと体中を打撲して二・三ヶ月入院をしていた。
その後遺症で腕が上まであがらない。
夜中も痛みが強くて眠れない。
杖をつき、足のびっこもあります。
今日は肩から腕の痛みが取れるようにしましょう。
と言って、かんびん灸をしました。
しばらくして、腕を上にあげてみてください。
と言ってあげてもらいましたら、すぅ~っと、上のほうにあがりました。
あら・あがった! と、少し笑顔が見えてきました。
今夜、痛みが軽くなる事を願って見送りました。

有留さんの治療

有留様の発案のおわん灸からこのかんびん灸が生まれて、今回の治療に役立っております。
有留さんに心から感謝申し上げます。
もう一つ有留様に感謝していることがあります。
それは14年前に長崎から東京まで夫婦で歩いた時の事です。
妻が途中から右足の踵が痛くなり、特に朝起きて一歩を踏み出すときの激痛に悩んでいました。
帰宅してしばらくしてから嬉野医療センターで診てもらいました。
レントゲンには右足のかかとの内側に横に突き出ている骨が出来ていました、ちょうど爪楊枝の先のとがったような骨が横に突き出ている感じでした。
ちょうど有留さんご夫妻で、我が家にお泊り頂いた翌日、「足の痛み」の話をしましたら、鍼を一本 妻の足にしてくださいました。
「この筋を切っておこうね」と、言って、鍼を足から抜かれました。
お帰りに成られ、一週間した時の朝、妻が「足が治った!」「痛くない!」と嬉しそうに大声をだして、うれし涙を流していました。
本当に嬉しかったです。
有留さん本当に本当にありがとうございました。
その有留さんは宮崎県延岡市で「まるい庵」という治療所を開設しておられます。
有留さんの「まるい庵」ホームページを是非ご覧になってください。


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